元祖ミニマリストといえば
昨今のミニマリストブーム
丁寧な暮らしブームのはるかかなた以前から
丁寧でミニマルでロジカルな暮らしを提唱&実践されてきた方
町田貞子さん
明治生まれで武家の御指南役の妻だった祖母に育てられ
関東大震災を経験し
先の大戦では満州から五人の子供さんを連れて間一髪で引き上げて来られた
という歴史書のような経歴の持ち主
その暮らしに対する考え教えはすごく現代的で理論的
かつ、家事という家族の健康と幸せを守る仕事に対して誇りを持っておられる
その考え方って、今のミニマリストさんや丁寧な暮らし系さんそのまんま
スローライフ的な生き方って今新しいように思われてるけど
実はずっと昔から主婦と言われる人たちが声高には言わないだけで
ずっと持ち続けてきた矜持だったのかも
なぜかほとんどの本が絶版らしい
(メルカリで探したらどの本もそこそこ格安で手に入りそうです♪恐るべし!メルカリ!!)
家庭を守る主婦の心構えはもちろん
お洋服の数(町田さんは通年で30着が自分のベストだとおっしゃってました)
衣替えのこと
収納のこと
子育てのこと
計画的なお掃除について
イラストを交え、具体的に丁寧に書かれています
町田さんの経験された人生のお話もすごい!!
小学生の頃関東大震災を経験し
避難する時に大好きなよそゆきの服や靴を詰め込んで大きな荷物で逃げようとしたら
お父さんから持ちきれないほどの大きな荷物が命を落とす元だと教えられ
身軽に本当に必要とするものだけを持って逃げたので火災から逃れられた話などなど
こうした体験を糧にたどり着いたミニマリスト的生活は
現代のミニマリストさん以上の深みを感じます
みんなもっと知って欲しいなぁ〜